こんにちは、オーストラリアのブリスベン在住、看護師ママのMakiです。
私が留学を決めたのは、看護師として病院で働いて社会人3年目になった25歳のときでした。
仕事で忙しい社会人にとって英語学習に充てられる時間は限られている場合が多いと思います。実際に私も看護師として夜勤などをこなす合間に英語学習をしながら留学準備をしていました。
「これから留学をしたいけど、何から始めればいいかわからない…」
「効率的に英語を勉強したい」
といった留学に向けて準備をしたい方や、久しぶりに英語を勉強する方に向けて、私が実際に留学前にしていた英語学習や、いますぐ始められる留学に向けての準備などを紹介していきたいと思います。
英語学習や留学準備をこれから始める方の参考になれば嬉しいです。
留学前に知っておきたい英語学習の重要性とその効果
なぜ留学前の英語学習が重要なのか?
それはズバリ、留学後の英語学習の効果を飛躍的に伸ばせるからです。
中には、
「現地に行ったら英語できるようになるし、今は仕事/学校も忙しくて時間がないから…」
といって日本にいる間に英語学習をせずにそのまま留学やワーホリに行ってしまう方もいます。
これは留学後の英語力の飛躍を妨げる大きな要因のひとつです。
実際に、フィリピンでの語学留学中に、「先生の話す英語の単語がわからなくて勉強についていけない」という悩みを抱えている方がいました。
厳しく聞こえるかもしれませんが、英単語は基本中の基本ですし、留学に行かなくても自分で勉強できます。そしてなにより、留学で貴重な時間とお金を使っているのに、英単語がわからなくて授業でつまずくのはもったいないと思いませんか?
語学留学だろうと、MBA留学だろうと、「英語を使って英語で書いてあるコンテンツを学習する」という点は変わりません。そのため、ある程度留学前に英語力をつけておくことにより、現地に行ってからの勉強の理解度を高めることができます。
留学前に英語学習するもうひとつのメリットは、留学先でのチャンスが広がることです。
当たり前の話ですが、留学先で友達作りをしたり仕事探しをするのにある程度の英語力は必須です。言い換えれば、ある程度英語力があれば現地でコミュニケーションを取るハードルがぐんと下がります。(もちろんコミュ力だけの猛者もいますが)
せっかく留学やワーホリに行ったのに、日本人ばかりに囲まれて生活している…なんてことを防げるかもしれません。(日本人の友達はすごく大切ですが…!)
ワーホリで仕事の面接に行っても、他の候補者が英語があまり話せなかったりすれば面接で有利になれますし、ネイティブの中で仕事をする機会に恵まれることもあるかもしれません。
留学前にやるべき英語学習のステップバイステップガイド
まず留学前の英語学習において大切なことは、目標設定です。
留学を決めた理由と目的によって、英語学習の目標設定も変わってきます。
私の場合、留学を決めた理由と目的はオーストラリアで看護師になることだったので、英語学習の目標設定はひとまずIELTS7.0レベルを目指すことでした。
もちろん、全員がこのレベルを目指す必要はないです。ワーホリに行って日本帰国後の就活に備えてTOEICを勉強する方もいると思います。
大切なのは、留学の理由と目的を明確にすることで英語学習の具体的な目標設定ができるようになり、英語学習のモチベーション維持に繋がっていくということです。
では、具体的な目標設定をどうするか?これは留学に行くまでの期間を逆算して、年単位、月単位、週単位や日単位で目標と学習内容を設定します。
私の例を挙げていきます。
しかし、無理のある目標設定であったり(1ヶ月でTOEIC満点、など)、日々の学習目標まで落とし込めていないと最終目標に辿り着くことは難しいです。特に、仕事や家事育児などで時間が限られている社会人の方にとって、この目標設定が留学成功への最も大事なポイントといっても過言ではありません。
もちろん、これだけ細かく設定した目標に100%到達できる保証はありません。しかし、目標設定をせずにがむしゃらに勉強しても貴重な時間を無駄にしてしまう可能性は高いです。
最後に、私の経験を振り返って皆さんにアドバイスしたいことは、「勉強を始める前に、まず試験を申し込んで自分を追い込む」です。特にIELTSやTOEFLなどの試験は試験料も高額ですし、申し込むのに躊躇します。先に試験日を設定することで勉強する自分を追い込めますし、自分のレベルを早く掴めると思います。
私がしていた留学前の英語学習
まず前提として、私は帰国子女でもなければ英語学習を最後に真剣に取り組んだのは大学受験勉強という純ジャパニーズです。そんな私が社会人3年目で始めた英語学習なので、基礎的なことから取り組みました。
まずは単語と英文法を復習することから始めました。
私はこの単語帳を1冊全て覚えました。単語を覚えることはもちろん、すべての例文を暗誦できるくらいやり込みました。
この単語帳は私がたまたま手に取ったものです。良書ではありますが、絶対にこれでなければいけないわけではないです。大学受験対策のものであれば基本的な単語はカバーされていると思うので、好きな単語帳を選びましょう。
ここでのポイントは、「ダラダラと単語を勉強しない」です。単語は1度頭に叩き込んでも使わなければ忘れます。なのでうろ覚えでも早く全て覚えてしまって、あとは問題を解いたりしながら定着させていくことが上達の近道です。あと単純に単語ばかり勉強していても飽きます。(笑)
なんでもいいので単語帳1冊をCD(あれば)を聴きながらパラパラとめくって一気に目を通します。次に、赤シートを使いながらわからない単語にチェックをつけます。数日後にもう一周して、わからなかった単語にまたチェックをします。このように「何度も何度も繰り返し”見て聴いて”頭に定着させていく」ことが重要です。自宅で勉強する場合は、単語と例文を声に出して読みます。その際、発音記号には特に注意してください。発音はとても大切ですし、スピーキングの練習にもなります。
英文法に関しては、高校の時の教科書を読んで復習しました。中高で英語を勉強した人であれば英文法はさらっと復習する程度で構わないと思います。
留学に本当に必要な英語力は、複雑な英文法をマスターする力よりも、単語や発音記号をきちんと理解し、簡単な文法で文章を組み立てて伝えられる力だと思います。
単語や英文法を一通り勉強したあとは、IELTSの過去問を解きました。
特にライティングは模範解答を丸暗記して、まずは文章を書くということに慣れていきました。私がIELTSを勉強していた当時は、公式が出している過去問しかなかったので勉強するのに資料がなくて苦労した記憶があります。現在はIELTSのライティングに関して日本語で書かれた本がいくつか出ているのでありがたいですね。
今もう一度IELTSのライティングを勉強するなら、私だったらChatGPTを使って効率よく勉強してみたいと思います。
スピーキングに関しては、日本にいる間はオンライン英会話で週一程度先生と話してまずは話すことに慣れていきました。その後、IELTS対策コースのあるフィリピンの語学学校に通ったので、スピーキングは現地で随分鍛えられました。(スピーキングのクラスは先生とマンツーマンだった)
リーディングとリスニングは自己学習できるので、時間を測ってひたすら問題を解いていくことをおすすめします。
まとめ
今回は、留学前の英語学習の重要性と、私が実際に留学前にしていた英語学習を紹介しました。
英語学習は目標を決めて取り組めば、留学先での成功につながりやすくなり、やる気がなくなって留学自体を諦めてしまうことを防ぐこともできます。
私が実際に留学前にしていた英語学習はどれも基本的なことで、今すぐにでも始められることばかりです。
これから留学に向けて準備を始められる方や、効率的に英語を勉強したい方の参考になれば嬉しいです。
Have a nice one!
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